東員町のひと

東員町のおみごと!なひとを紹介します
画像 長深でぶどう栽培

松下 美文 さん

地域の皆さんにおいしく食べていただきたい。

今回ご紹介するのは、長深でブドウを栽培している松下美文さんです。
松下さんは、 地域の担い手として稲作を中心に農業に携わっていましたが、75歳の時に足を悪くして担い手を引退しました。
引退後に思いついたのがブドウの栽培。荒れ地となっていた桑畑を開墾し、ブドウの苗木を植えたそうです。
ブドウの栽培は初めてで、伊賀の農業研究所に相談したり、本で勉強したりと我流で育て、 4年目に初めて農協の直売所「いなべっこ」に出荷しました。
現在は「巨峰」「安芸クイーン」「甲斐路」「シャインマスカット」を栽培し、 8月中旬から9月にかけて「うりぼう」「いなべっこ」「みずほのおかげ市場(いなべ総合学園前)」に出荷しています。
ブドウ以外にも「トウモロコシ」や「スイカ」なども直売所で販売しており、完売したときのうれしさは言葉にできないそうです。

趣味の三味線とハーモニカに加え、足を悪くして入院中に始めたという短歌を、一句詠んでいただきました。
夕暮れの 帰らぬ鳥の  空に舞う 家路へ急ぐ 人も車も
「帰らぬ鳥の立場で、ブドウや野菜のことを何も考えずに、ふらっとしてみたいと思って詠んだんだけど、 どこへ行きたいのか思い浮かばない。結局、畑に来てしまうんだろね。今の楽しみは、桃をたくさん食べてみたいと植えた桃の木。 収穫できるのはまだ先ですけどね。ブドウは、数を少なくしてもっと良いものを作りたい。そして地域の皆さんにおいしく食べていただきたい」と話してくれました。   

(令和元年9月)


松下さんのブドウ園