東員町のひと

東員町のおみごと!なひとを紹介します。
「てつおさん」の愛称で親しまれる
  水谷徹夫さん 「てつおさん」の愛称で親しまれる

水谷徹夫 さん

「てつおさん」の愛称で親しまれる水谷徹夫さん。現在83歳の水谷さんは、今でも学校や地域を駆け巡る日々を送っています。
60歳の退職を機に地域活動を始めて23年。今まで数え切れない程の取り組みを行なってきました。

活動の源は、感謝の気持ち


◎日頃の活動を教えてください。

竹細工を多くやっています。小学1年生の子には、竹で作った野菜てっぽうを全員に配っています。昔は、竹とんぼ作りもやっていました。
あとは、色々なところの草取りをしています。公園の草取りは、NHKでも取り上げてもらいました。

雪が降ると、通学路や歩道の雪かきもしています。今年は、たくさん積もったから、役場や駅や消防署の雪かきをして、みんなに感謝されました。雪が降ると、自分の出番だと思う(笑)

しめ縄作りもやっているし、蛍かごも100個作って、学校や役場などに配りました。しめ縄作りは、子ども会、老人会でやっています。東員町といなべ市の神社から、しめ縄作成の依頼もきます。

アイデアで生まれた道具や昔ながらの道具がぎっしりと並ぶ倉庫

子どもたちに昔の道具(農機具など)を説明したり、幼稚園の畑の芋ほりにも呼んでもらって、植え方を教えたりもしています。大豆からきなこ作りもやりました。

毎年5月には、鯉のぼりを40~50匹、地域の広場に飾ることを平成10年から続けています。

子どもたちの通学の見守りも、毎朝欠かさず行っています。

野菜てっぽう 雪かきマシン 蛍かご
野菜てっぽう 子どもたちと農業 蛍かご

◎活動をはじめたきっかけを教えてください。

46歳のときにバイクの事故で頭に大きな怪我を負い、生死をさまよったんです。半年寝床につく大怪我だったんですが、なんとか無事助かりました。

これをきっかけに考え方が変わった。無事助かったことに感謝し、社会のために奉仕したいと考えるようになりました。

退職後に、本格的に社会貢献を始めました。この時は、娘に養子がきてほしかったんです。社会のために頑張れば、きっと良いことがあると思い、始めました。最初は神社の掃除です。
そしたら、約3年後に願いが叶ったんです。これで、また感謝の気持ちが強くなり、活動を続けることを決意しました。そのあとも胃や目の病気が治ったり、良い事ばかりが続きました。


アイデアが思いつくと、いてもたっていられない


◎楽しいことやりがいを感じることはどんなことですか?

まず、健康でいられることです。

あとは、たくさんの子どもたちが僕のことを知ってくれています。みんな「てつおさーん」って手を振ってくれる。中学生になっても声をかけてくれる子もいます。

草取りは、きれいにした後、みんながビックリする姿が楽しみなんです。

僕は、自分のできる範囲でアイデアを出して、何かを生み出すのが好き。自分でもそういうのが得意だと思っています。お金は使わない。再利用。捨てるものを利用してアイデアで作り直すのが好きです。

堤防で竹を剪定すると喜ばれ、その竹を利用して野菜てっぽうを作ると子どもたちも喜ぶ。今は子どもたちのために作り置きした野菜てっぽうが500個程あります。

若い頃からアイデアを出すことが好きでした。現役時代にも、会社で改善提案を多く出して表彰されました。

寝ているときに、ふとアイデアが思いつくんです。そうすると、いてもたってもいられなくなって、次の日にすぐ行動します(笑)


アイデアで生まれた道具や昔の道具が並ぶ倉庫。

◎日頃の課題はありますか?

特にないが、怪我だけはしないように気をつけています。歳も取ったし、僕は高いところが嫌いで。そういう時は、無理をせず、プロの人に任せます。


◎東員町という町の印象は?

良い町だと思う。小さい町だから良い。小さい町なので、行き届いてみんなと話ができる。人も良い人が多い。みんな協力的です。


まっすぐに生きる。神様はちゃんと見てくれている。


◎日頃から大切にしていることはありますか?

僕は、子どもたちに「昔はこうだった」と伝え、今の子は幸せということを知ってほしい。ぼくの時代は、家に電球はひとつだった。冬でも、草履の子もいた。靴下なんて履いたことがない。食べるものもない。白いご飯なんて食べられなかった。そういう時代があったことを子どもたちに知ってほしい。てっぽうのおもちゃも、昔は売ってない。だから自分で作ったんです。そういうことも知ってほしい。そういうところから、モノを捨てられない。何かに利用できるはずだとすぐ思うんです。

まっすぐ生きることが大事です。神様はちゃんと見てくれている。良いことを続ければ、まわり合わせが必ずくる。そういう経験をたくさんしてきました。

子どもたちから送られた手紙の数々 子どもたちから送られた手紙の数々 子どもたちの手紙を入れる本棚
水谷さんに感謝を込めて子どもたちから送られた手紙の数々。
「大切な思い出」と水谷さん。子どもたちの手紙を入れる本棚も昔のテレビの枠から作りました。

◎これからの活動で考えていることはありますか?

今の活動をできるだけ続けたい。続けられるだけ続けたいと思います。
東員町にボランティアで活動する人が増えてほしいと思います。


(平成29年3月取材)