東員町のひと

東員町のおみごと!なひとを紹介します
青春アートin詳細ページ顔写真 六把野新田の農地を守るため立ち上がった!!

六把野新田農事組合法人のみなさん
三林喜久治さん、加藤利彦さん、伊藤敏一さん
伊藤公一さん、伊藤典光さん

六把野新田の農地を守るために立ち上がった「六把野新田農事組合法人」のみなさんが六把野新田の地で酒米(さかまい)を作られました。その酒米を使用した日本酒「里の恵(さとのめぐみ)」が販売されています。

農地を維持するために自分たちがやらないと仕方がないという思いです。

◎六把野農事組合法人さんの活動内容を教えてください。


基本的にはコメ、ムギ、ダイズの栽培をしています。

酒米を作っているのはその活動の1つで六把野神社(御厨神明社)の北側の田で作っています。そこの土壌は少し粘土質なんですけど酒米の栽培に適しているようですよ。

もともと、この農事組合ができたのは、地域の農地が荒れないように守っていくためです。六把野新田の在所の中にも田や畑があって、大きいところだと営農さんが耕作してくれるんだけど、大きな農機が入れないようなところは営農さんも引き受けてくれないことがあります。何も作らず放置しておいて 、いざ農業を始めようと思っても、元に戻すのに長い年月がかってしまう。そうならないように自分たちが耕作して今の田や畑を維持できるようにしています。

田や畑を借りて、耕作してもすぐに収入に繋がるということではないですが、耕作をやめてしまうとすぐに荒れてしまう。六把野新田の農地を維持するために自分たちがやらないと仕方がないという思いです。

取材時全員


◎酒米を作り始めたきっかけを教えてください。


きっかけは農事組合のメンバーから提案があって、せっかくやるならきちんとしたものを作ろうと思いました。

作り方はJAさんや桑名農政事務所のアドバイスをもらいました。品種は三重県が開発した「神の穂(かみのほ)」というものを使用しました。よく耳にする「山田錦」よりも少し粒は小さいぐらいの大きさですが収穫量は多いです。

買い取ってくれるところがないと酒米を作れませんが、JAの職員さんが買い取り先を見つけるために必死に営業をしてくれました。おかげでいくつか候補がありましたが、桑名市にある酒蔵が酒樽1本分を六把野新田でできた酒米のみで日本酒を作ってくれることになりました。昨年、純米吟醸酒「里の恵」が誕生し、12月には六把野新田の方にも呑んでいただき好評をいただきました。

もーち開催分①
純米吟醸酒「里の恵」
もーち開催分②
コシヒカリの田植え準備中に取材させていただきました

◎どこで購入することができますか。

今回、六把野新田の酒米のみで日本酒を作ることに協力いただいた桑名市にある細川酒造で買うことができます。

あとは町内の回覧板でも周知してもらっていますが、近くだとイオンモール東員1階のリカーショップでも扱ってくれるようになっていて2つの場所で買うことができますよ。今は自分たちで売ることができないんですが、酒類の小売の免許の取り方も勉強したので、これから自分たちでも売れるようにしようと考えています。

昨年から始まった取り組みで、この六把野新田の酒米だけで作った日本酒を続けていくためには、酒樽1本分の酒米を収めることはもちろんだけど、需要がないとダメなんです。神社の奉献で利用してもらったり、新嘗祭に納めたりと神事をはじめ、もっと周知できればと思っています。

        

後継者が出てくれば嬉しいなと思います。

◎六把野農事組合法人として、今後目指していきたいことはありますか。


もともと農地を守るという思いで始めたものですから、六把野新田で取れたコメを六把野新田のみなさんに販売していて、自宅まで配送することもしています。こういう活動を続けていくことによって後継者が出てくれば嬉しいなと思います。

自分たちがこの地域の農地を維持しないと仕方がないという思いはあります。

「里の恵」を広く周知できる方法としては、東員町のふるさと納税の返礼品として扱ってもらえると良いですよね。ある程度収入がないと後継者として手を挙げてくれる人も出てこないでしょうし。

取材時① 取材時②

◎みなさんにとって東員町の自慢できるところはなんですか?


小さな災害はあるとは思いますが、津波のような大きな災害を気にしなくても大丈夫なのは住民としては安心できるし自慢できるところだと思います。

生活する上で困ることはまず無いですね。家から少し出れば行きたいところが全部あって、それでいて自然もちゃんと残っているというところが自慢できるところですね。

取材時①イオンモール東員店 1階リカーショップで販売されています。 取材時②

(平成30年4月取材)